−今朝からの雪で面目一新かも

地蔵岳から大沼。釣り人は皆無

昨日(1月19日)久々に赤城山に出向いた。一昨年は4回、昨年はついに1回となった赤城山詣での復活を期し、長七郎から地蔵岳を一回りしてきた。
今年は雪が少く(この辺ではの但し書きをつけよう)晴天続きだったから行く先々の雪はやせ細っていた。
9時、地蔵岳の駐車場に着く。車は2台、それも県外車。支度中にもう1台来てスノーシュを持ったお二人が小沼方面に降りていった。歩き始めると近づいてきたお二人が「地蔵はほんとうに雪が少ない。これから長七郎へ向かいます」と声をかけてきた。
その後に従い、ゆっくり進む。山道脇の富士山展望台からかすかに富士山を拝む。長七郎の手前から日光方面の山並み見て山頂に向かう。途中、いつもそこそこの雪庇が発達する周辺もかろうじて山道が埋まる程度の雪だった。
長七郎の山頂に雪は無い。荒山方面から浅間山を写し小沼方面に下る。小沼の上を歩き始めたが、雪の少ない湖面はひび割れが丸見えで不気味だった。その上歩くたびにきしみ音が漂い、スノーシュやマウンテンバイク(?)などの跡があるのだが爪先は、いつの間にか雪に覆われた部分を辿り、途中で岸に上がった。
地蔵も雪は痩せ、木道階段のほとんどはむき出しだった。木道を終わると山道は雪でスロープ状にならされ歩きやすかった。アイゼンの出番はついに訪れなかった。
地蔵岳の山頂から大沼方面を写した。今頃の大沼はワカサギ釣りのテントでパッチワークのようになるのだが、全く人影がなく静まり返っていた。
東電の福島原発によるセシュームなどの汚染のせいだろう。きっと赤城の山々に降り積もったセシュームなどはその後の降雨に洗われ大沼に流れ着いたのだろう。結果的だが、湖畔を取り巻く斜面はそれなりに除染されたろうが、それが大沼に溜りワカサギで濃縮されたのだろう。
除染が万能策のように言われるが、放射能物質を消滅さ手段はなく、放射性物質を濃縮しているにすぎない。もちろん人が住む環境から移動することは急ぎだが、それの保管先に事欠く現実から目を逸らしてはならない。環境中の放射能をこれ以上増やさない道は原発を止める以外にない。節電し、あわせて再生可能エネルギーを新たに確保することを急ぐべきだと思う。