−ヤブラン(藪蘭)が咲いた

ヤブランが咲いた

南天の足元のヤブランがヒッソリと咲いた。たまに寄せてもらう町議宅の車庫脇は実に見事だ。▼細い葉の常緑樹だが、普段はさして目立たない。花が咲いてようやく気づく。▼やがて木犀が咲き、金色の花びらが地面やヤブランの葉に降り敷く。玄関を開けハッとした記憶がある。▼たしか木犀は、父が新築祝いに貰ったと聞くから、ヤブランもその頃一緒に紛れ込んだものだろう。以来毎年咲いているのに、さして気にもとめないで今日まで来た。