−オニユリ咲く

負けそうに咲くオニユリ

 ▼夏台風は遠方なのだが、時たま激しく降る。ぬかるみが嫌で草をむしらないからスベリヒユ(ゴンベイ)やコニシキに負けそう。▼百日紅は別にして、庭の花が途切れがちな今、オニユリが盛りを迎えた。曇りがちなのに空に抜いたら雲が写らない。▼カンナの真っ赤は兎も角、この花のインパクトには気おくれする。何かを引きずっているせいだろう。▼山のコオニユリ(小鬼百合)と同種で、違いは葉腋の「ムカゴ」の有無だけだと言う。そちらは適当に愛でているから勝手なものだ。この不公平は詫びねばなるまい。