−ムラサキシキブ

色付いたムラサキシキブ

 7月半ばに花を紹介したムラサキシキブが色づきはじめたが、十二ヶ岳のものには及びもつかない。気落ちしたが実はこの花、微妙に違う二種類が混在していると言う。十二ヶ岳のものや花屋などの実付きの良いのはコムラサキ(実のなる小枝が葉から2〜3mm離れる)で、写真はムラサキシキブ(葉の付根から出る)だ。名前はもちろん、平安中期の女流作家に由来している。我が家でも、晩秋には名に恥じぬ色になるだろう。十二ヶ岳の花名はコムラサキが正解。