−サンシュ咲く

徳蔵寺のサンシュ

 牧野富太郎氏は、花時は春黄金花(ハルコガネバナ)、実の頃には秋珊瑚(アキサンゴ)と呼んだ。宇都宮に街路樹があるとか。
 赤い実の種は漢方薬(滋養強壮、血止め、腰痛、健胃剤)になる。
 ところで〝稗搗(ヒエツ)き節〟の、♪「庭のサンシュウの木、鳴る鈴かけて、鈴の鳴るときゃ出ておじゃれ…〜♪」のサンシュウは本来はサンショ(山椒)が正しい。
 新顔のサンシュウ(江戸時代の渡来)が、サンショを追い出しややこしくなったらしい。歌の由来は椎葉村HPが楽しい。