−ギボウシ咲く

我家のコバギボウシ

 アメヒトがひどい。毎朝消毒しようと思って起きるが、ぐずぐずしているうちに暑さに負けて見送ってきた。日ごとに葉が少なくなり、「みっちゃん」が言うには、地上の独活の葉がやられ茄子にも被害が及んでいるらしい。こうなると近所も心配していることだろう。事態は国際化の兆しを帯びてきた。
 そんなこんなで、重い腰を上げ、柿と杏子の透けた梢を狙ってうろちょろ。ひょっと躓き足元を見た瞬間、くだんのコバギボウシが目に飛び込んできた。一瞬、「ここはどこ?」って感じで戸惑ってしまった。
 胡瓜や茄子苗と一緒に大前田の産直で買ってきた小さな株が花をつけた。不意を突かれた事もあるが、今年は咲くまいと思っていただけに、ジワァ−と感動が広がってきた。今日あたり良いことが起こりそうな気がしてきた。