−鈴は二人旅

山頂から地蔵岳を仰ぐ

 箕輪の駐車場には何台か車があったが、それをやり越して新坂平にたどり着いたら車がまったく無い。
 小沼の上の駐車場まで足をのばそうかと思案に及んだが、去年の11月“熊出没”の張り紙に驚いて見送ったことが思い返され、行く先は“鈴ヶ岳”に決した。
 風が強い。「みっちゃん」がアウターを忘れたと言う。仕方ないから合羽を着込む。
 白樺牧場の脇の道にスノーシューの足跡があったが、鍬柄山あたりでいつの間にか無へ去った。その先へも足跡らしきのもが続くが正体はさだかでない。
 鍬柄山の急登を下りはじめらあたりでかん高い鹿の鳴き声らしきものを聞いたが姿は遂に見えなかった。
 雪は少なからず多からずでたっぷり雪山を楽しんだ。随分時間をかけて5時間ほどもかかって往復した。途中誰一人として会う人が無く寂しかったが、初山行としては大満足の部類だろう。
 明日あたり山行録を作ろうと思う。
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