−小鳥のえさ

懸命についばむすずめ

今朝、赤城の鍋割山に青年の家方面から登る約束だったが、明け方、目が覚めると強い風が吹いている。天気予報もあまり良くない、それで中止と相成った。
何とはなしの手持ち無沙汰に外に出ると、何時の間にやらたくさん残しておいた柿がまばらになっていた。おながやすずめが風でゆらゆらする枝をたくみに渡りながら懸命についばんでいる。少し前まで、まだ実が固かったか彼らも苦戦していたようだが今はその気配はない。すでに中身のない柿の皮が枝に残っているが、大半は破れた風船みたいになって庭先に転がっている。
たくさんがより集まってついばむ姿を撮りたいのだが、すぐに飛び立ってしまう。少し辛抱すればまたよってくるのだが、それが出来ないほどの寒さである。
風さえ静まれば、もってこいの山行日和になるのだが。