−鍋割登山口のフゲンゾウ

赤城、鍋割山登山口脇に咲く八重桜(フ

 ▼フゲンゾウ。はて(?)。漢字で普賢象。▼「花は大輪、八重咲きで淡紅色。室町時代からあったといわれる古い品種で、葉化した雌しべが普賢菩薩の乗る象の鼻に似て…の(命名)」とか。さらに「平安・鎌倉、室町から戦国乱世へ、いつ命を落とすか分からぬ、あてのない時代、仏教に来世への幸せを見出そうと勤める日々、つかの間の花見に僥倖を楽しんだ時、花びらの奥に普賢菩薩を垣間見たのであろうか」と。▼これほどに重い名前の花が登山口に咲き、しかも見送ってくれていたとは。感謝感謝。