−ヤマザクラ(山桜)

大沼湖畔のヤマザクラ。赤い建物は赤城

 13日に赤城山の大洞(大沼周辺)経由で沼田市(旧利根村日陰南郷)の「しゃくなげの湯」に行ってきた。荒山・篭山・駒ケ岳の山頂付近の岩場がアカヤシオで真っ赤に燃えている。ヤマツツジは中腹まで登ってきたが、レンゲツツジにはまだ間がある。そんな赤城道路の箕輪あたりからカジカエデ(梶楓)−別名オニモミジの雌株が満開だ。一瞬何の木だろうと驚くが、出始めた葉がカエデに似ているのでわかる。コブシ、オオカメノキの白い花も中腹まで。この上の白樺はまだ芽吹かないが、山腹の萌黄色のところどころが白っぽい。おそらく山桜だろう。大洞周辺でもヤマザクラ(山桜)を確認できる。真っ白に咲いているもの、これからのもの種類も多い。赤城神社あたりのものは葉と一緒に奥ゆかしく咲いていた。「桜開花情報」だと5月13日17時現在、北海道の道東で満開、道南は既に散りはじめた。もはや本州の最北端を越えてしまったサクラだが、1350m付近の赤城で観賞できるのはありがたい。