−ゼニアオイがひさし越す

ひさしを越えまだ咲くゼニアオイ

 ロゼットで冬越しした我家のゼニアオイが依然として元気だ。時々強い風が吹くから添え木をしてやった。順調に咲き登り遂に庇(ひさし)を越してしまった。下のほうなど葉はほとんどが枯れてしまい、草かと思うほどの太い茎をさらしている。長い一本の茎に、茶色に熟した実、その上に変色した押し花みたいな残骸、さらに蜂が飛び交ういまが盛りの花々、そして頂にはまだ蕾を残っしている。かなり離れないと根元と蕾が一望できない。とりあえず秋の風情みたいにかぼそく咲く頂を写した。