−ウチョウラン

赤城山出身だが鉢に咲くウチョウラン

 赤城山は蘭類が豊富だったようだが、乱掘や盗掘で姿を消したものが少なくないようだ。ウチョウランもそのひとつ。安原修二氏は「赤城山の岩場を紫色に染めるほど昔は咲いていたと聞くが、10年ほど前、ザイルを使った業者にほとんど取り尽くしされてしまったとのこと。それでもと昔あったというある岩場を探したら、小さいが数本花をつけていた」と書いている。安原氏に聞くわけにもいかないからその岩場はわからない。あきらめていたが、いつも寄る箕輪のうどん屋のおかみさんが十数年大事に咲かせいるという。撮らせてもらったのがこの写真である。「Web赤城山の花」のアツモリソウは赤城自然園のものだ。ウチョウランもそうしたいが保護栽培のものを加えるときりがない。どうしたものだろう。