−斑入りのミズヒキ

斑入りミズヒキの若葉

 「みっちゃん」が先日、若いミズヒキの葉を玄関に飾った。一瞬なに!!と、言葉を失った。斑入りなのは承知していたが、若葉がこれほどの芸達者だったとは。「いやいや恐れ入りました」。ツタの絡むブロック塀の根元で窮屈そうに咲く頃には地味な葉になってしまう。濃い緑に黒ずんだⅤの字が痕跡のように残るが、とても往時はうかがえない。いっときの輝きを見のがすって大変なことなんだとつくづく思う。