−カライトソウ

カライトソウの花穂

 「みっちゃん」が唐松岳で撮ってきた。図鑑を引こうにも糸口がない。
 例によって「画像掲示板@植物園……」にお願いし「カライトソウ」とわかった。
 和名の「唐糸草」はいかにも外来種(?)っぽい。それが何故アルプスにといぶかったが、白旗史朗の「山の花」の解説によると“日本特産のワレモコウ属”とある。
 紅紫色の花穂が長くのび、花序の垂れた状態を唐糸(中国渡来の絹糸)になぞらえたての命名だと言う。目からウロコである。
 中部地方の雪の多い亜高山帯から高山帯に自生しているワレモコウの仲間。ワレモコウは地味だがこの花は美しい。