−小松菜を選る

選ったばかりの新鮮な小松菜

 大根の第三陣を今日蒔いた。最初が9月16日、二回目が26日。最初のものは「選り」はじめた。その後のものも本葉が出始めた。
 小松菜は、ばら蒔きにしたから相当込み合っている。菜花とかき菜は筋蒔きにしたがたっぷり選らなければならない。当分は新鮮な「選り野菜」が食卓を飾りそうだ。
 野菜栽培などで間引くことを「選り=すぐり」とか「すぐる」と言う。両者を合わせると「選(え)りすぐる」になる。Kodanshaの類語辞典はその意味を「よいものの中からとりわけすぐれたものを選ぶ」とし、選ぶの意味がいっそう強調されている。
 野菜の場合には、優れたもの残すように「選る」が、盆栽の剪定などでは優勢でない枝を残すようにすることもある。「優れたものを選(ぶ)」んだあと、どちらを残すかは事情による。
 野菜栽培でも、優勢なものを早どりしながら出荷時期を調整することもあると聞く。「耳学問は大怪我の元」なんて言葉は無いか。