−八間山は花盛り

富士見峠のキスゲとアヤメ

 富士見峠の駐車場に車は皆無、完璧な貸しきり状態。7時に歩き出す。
 登山口からお花畑の連続で、高度はままならない。コマクサを堪能。フウロ草やシモツケギボウシとトリアシショウマ?、ヤマハハコなどが群れをなす。周辺の山並みにガスがかかるが遠方に青空も見える不思議な天候。好天を祈りながら先に進む。 とにかく花が多く心惑う。
 “イカ岩の頭”あたりの展望は抜群。笹の稜線の急登を辛抱し、山頂直下の樹林帯を潜ると突然のように山頂に出る。
 いつもはピストンだが、今回は湖畔北をめざす。堂岩山との分岐を右に見て湖畔に向かうが、この道にはまったく花がない。とても淋しい。
 辛抱すること小一時間、国道に出る。JPバスを利用する予定だったが思ったより早いので、湖畔の周遊コースに入る。これが正解だった。ウッドチップのふわふわ道を湖畔にとる。しばらくすると再びお花畑が現れた。
 今回は、湖が絶えず眺められるからだいぶ雰囲気が違う。タムラソウと見間違えたがノアザミが豊富に咲きノリウツギキスゲが健在だ。
 出発地に戻ると駐車場は満車状態。東京方面のNoがが多い。 橘氏の“アヤメは平地の花と思っていたが違うんですね”の一言がやけに印象に残った。