−フシグロセンノウ

我家のフシグロセンノウ咲く

 退職してまもなくの頃、赤城の鍋割に登った。稜線に出ていくつかのピークを越えた山道脇でこの花を見た。8月の藪は濃い緑につつまれ、そこを割るようにして朱赤の花が、浮かんで見えた。このときの感動が「Web赤城山の花」を続ける支えのひとつになった。
 「赤城山の花」は、222種になったが最近は足踏状態。むやみに歩いても、新たな追加は望めない。さりとて希少種を追う気力も陰り気味だったが、我家のフシグロセンノウが、励ましているような気がしてきた。
 横引き尾根の先、伽藍手前辺りのコバイケイソウはいつ頃咲くんだろうか。この花はまだ「赤城山の花」にない。