−晩秋の黒檜山

朝日に輝く地蔵岳

「きまま…」さんから声がかかった。樹氷見学である。ドンピシャが早や立ちできる今日を選んでもらった。
5:30分、山麓で落ち合い車を一台にして大洞に出る。赤城道路は凍っていた。湖畔にくだる「気まま…」さんは慎重だった。
黒檜の登山口にはすでに車が一台。そそくさと支度し6:20分に歩き出す。足下の雪は凍っていた。20分ちょっとで湖畔を見下ろす稜線に出る。だいぶ明るくなってきた。7:00頃になるとオオダルミあたりからの朝日に鈴ヶ岳方面や地蔵岳が輝きだす。
超ゆっくりのドンピシャを「気まま…」さんが辛抱強くサポート、8:00頃山頂に出る。昨日あたりの強風のため期待の樹氷は足下に空しく散り、所期の目的はついえたが、山頂北の展望台は息を飲むばかりの眺望だった。
所沢(和歌山県出身)にお住まいの山好きさんや三浦半島からの遠来の先行者お二人を北の展望台にお誘いし、一時間以上もの長丁場の山座同定を楽しんだ。
帰路はピストンの予定だったが、安全を期して駒ケ岳経由にした。駒ケ岳からの登山者はけっこう多かったが湖畔の車は極端に少なかった。原因は1200〜1300mあたりの日陰道でノーマル車が立ち往生。道路凍結という自然の交通規制が威力を発揮した模様だ。
遠方からの登山者に、折角だからと地蔵岳を回るようにお勧めしたが、ドンピシャの勘違いで、地蔵岳から前橋市の展望は鍋割山からのようには行かないことに家についてから気づいた。御免なさい。
「気まま…」さん、今回もお気遣いいただきありがとうございました。またよろしくお願いいたします。

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