−ワカサギ釣り

穴釣りの最初の難関は氷の穴あけ

低温やけどがだいぶ乾いてきた。医者の許可はないが登山靴を履いた感じは悪くない。アップダウンは無理としても行って見るか、となって「みっちゃん」と、赤城山に向かう。
新坂平付近の道路に雪が無い。強風で粉雪がチラつくが、道路脇の温度計は−6℃。赤城にしては温かい。
大沼周辺は、わかさぎ釣りに占領され駐車の余地がない。少し上の雪捨て場に止める。
湖上は、色とりどりのテント村。釣り人ごとテントが風に流される人、貸しテントが終わってしまい、吹きっさらしに堪える人、魚群探知機を備えながらもシャッポの人など、悲喜こもごも。
この日は、どのテントも釣果は寂しい。横浜から来た若者四人組みなど、三年連続できているが、まだ釣れたことが無いとぼやく。せめて今年は一匹だけでも、と。その一匹を四人でどう分けようと言うのだ、実にいじましい。
見晴らしの湯の露天風呂で会った東京は墨田区の若者も、釣果はゼロとか。釣れないのは今朝の地震のせい(某旅館の女将)と、言いつつせっせと竿を貸し出す女将の働きぶりが頭をよぎったか、にが笑いを浮かべていた。
ワカサギの天麩羅を食べましたかと聞いたら、赤城のかどうか不安で食べなかった由。その辺を説明しただけでも売り上げ倍増は間違いないだろうに。
わざわざ、横浜や東京から来てくれるのだから、不首尾の人には夜店の金魚釣りよろしく、ビニール袋で泳ぐわかさぎをお土産にしたらどうだろう。無料か有料か、そこは関係者の思いのままに。
青木旅館の「大沼氷上わかさぎ釣り日誌」はこちら
30日 今日は全体的ににぶい。29日 平均70匹台。28日 平均70匹台。27日 平均100匹で好調。結構波があるようだが、聞く人聞く人みんなゼロは、やはり地震のせいだろうか。