−獅子ヶ鼻

ワカン背負ったみっちゃんが気の毒

雪の様子も見たくて8時頃に家を出た。予報では良い天気のはずだが赤城山は雪雲の中だった。南面の青年の家周辺には雪はまったくない。思ったより風が強く風花が舞っていたがつもる気配などまったくない。
それでも相吉林道沿いの登山口には2台ほど車が止まっていた。やや強めの風花に耐えながら支度を始めたが寒いので一枚余計に着込む。とんだKYで、アイゼンをザックに忍ばせおまけにワカンまで背負った。
しかし、どこまで行っても雪は無い。北風の勘太郎がピューピューと泣く。軽量級には堪える。岩場はストックで必死に支えよじ登る。
さすがに、地面はがちがちに凍っているが、獅子ヶ鼻にも雪はない。西側から前山の急登に取り付いた。この辺から風圧で足下が危うくなってきた。1100mあたりだろうが急に気持ちが萎え、方向転換を提案。すこし渋っていたが、上に行っても何もなさそうと宙返りの同意が得られた。それでも歩数計は4700歩になっていたから家でくすぶっているよしはましだった。
吉林道で箕輪に出て、大沼を一周してきたが、湖畔の周回道路の雪も消えていたから驚く。明日あたりから天候が崩れるらしいが、赤城に雪は降るのだろうか。遠来の客をガッカリさせたく無いのだが。