−小沼・大沼・覚満淵横断

横断してきた凍てつく覚満淵と大沼

「気まま…」さんでもなければこんな企画は思いつくまい。遠来の客(所沢)をまじえた三人旅。
出発は鳥居峠。ここに駐車し、レストランの裏手から小地蔵岳に直登する。積雪期のみの裏(?)コース。夏道を2〜3歩進んだところで、藪の中に踏み込んだ。苦しいが、高度はぐんぐん。駒ケ岳に隠れていた黒檜山が顔を出す。右手に袈裟丸山や皇海山日光白根山男体山も見え始めた。左手には上州武尊、谷川の峰々が梢越しに見てとれる。
地蔵岳の山頂を踏んで一路、長七郎山へ向かう。山頂手前の雪屁が大袈裟に迎えてくれた。いっぱしの雪山でもこれまでだろう。長七郎山の山頂から小沼へ、藪を漕いで5〜6分で小沼へ急降下。
小沼は10センチほどの積雪。一筋の足跡を残しながら、八丁峠へまっしぐらに横断。地蔵岳の登山口は雪が少ない。山頂めざし夏道をなぞる。雪が少ないとはいえ岩道は真っ白なスロープでとても歩きよかった。
地蔵岳の山頂でしばしの山座同定。尾瀬至仏山と燧ヶ岳が意外に離れて見えた。苗場山から谷川連邦の各峰々が一望できた。
鈴ヶ岳を正面に見る下山口から一転、藪に踏み込み大沼湖畔の少年の家方面めざしつるべ落とし。相葉有流の句碑脇を抜け大沼におりる。日曜日とあって湖面はわかさぎ釣のテントが数え切れないほど。
青木旅館手前から湖畔のボート乗り場まで氷上横断。仕上げは覚満淵の横断。木道の一周は多くの人が経験済みだが流れ口から駐車場を見つめながらの氷上横断はこの時期でなければやりようもない。約6時間(昼食時間込み)で、小沼・大沼・覚満淵の氷上横断は無事終了した。
         
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