−地蔵岳の花

電波塔の柵の中はお花畑

猛暑だろうがなんのその、赤城は別世界。確実に8℃は低い。
最近バカに忙しく、そろってあくことはほとんどない。残り少ないガソリンを気にしながら、久しぶりに二人で赤城へ向かう。8時半には小沼の上の駐車場に着いた。ドンピシャ登山の赤城山の花の7月には60種類が登録されているが半数近くは地蔵岳に咲く。今年はどうだろう。そんな思いで八丁峠から木段をゆっくりたどる。周辺にはニガナの黄花と白花がやけに目立つが肝心の山野草は見当たらない。少し早いのだろうか。
地蔵岳キスゲはほとんど貴重品のようになってしまった。この日登山道脇に咲いていたのは3〜4本にすぎない。山頂手前の木道脇は相変わらず山野草が多い。コメツツジがまだ残っていた。アヤメも咲いていた。山頂の藪にヤマタツナミソウがあった。
フウロソウが真っ盛り。オトギリソウがボチボチ。オダマキが咲き始めた。
山頂の電波塔群を囲んだ塀の中はとても植生が豊だ。特に南側のいくつかではキスゲが群れをなし、ギボウシやアヤメ、フウロソウオダマキなどが所狭しと咲き乱れていた。
奇しくも、覚満淵で何ヶ所か鹿の食害のテストをしている。が、地蔵岳山頂の電波塔群が結論を出した感じだ。